. 行政書士組織論: 税金のことと本のこと

2019/06/12

税金のことと本のこと

お疲れ様です、塩谷です。4月からの新年度、いかがお過ごしでしょうか。私は固定資産税、自動車税、香港の生命保険年払い、事業税、住民税の確定など、主に税関係の諸々が一気に来る時期で、毎年すっごい憂鬱で不愉快です。財布空っぽになっちゃいますよ(非現金主義なんでいつも本気で空っぽなんですけどね、財布に1円も入っていない中年男性を見たことがあるか、俺はある)。

本日は純然たる告知なのでご容赦ください。40歳を目前にして初の著書を出版させていただく運びとなりまして、明日6月13日から全国書店及びアマゾンをはじめとする各ネット書店などで販売されるようです。




実は私、当ブログではいつも意味不明で抽象的な文章ばかりあげておりますが、士業としては経営者タイプというよりむしろ、ゴリッゴリの実務家なんでございます。経営なんてものは実は存外容易くて、初期設定をして諸般を然るべき状態に配置したら、あとはボタンを押して作動させるだけなので、日常業務の中ではさして意識する必要もないことだと思っています。むしろクライアントから日々矢のようにいただく膨大な量の相談、依頼、悩み、調整、照会、要望などを実務家として処理していくことのほうが、はるかに難易度が高いし、致命的です。

さすがに書類を作ったり役所に行ったりはもうしませんが、毎日現場の最前線で陣頭指揮を執っており、ご相談いただく量も質もハンパないものですから、日本国内許認可行政の前線の一端にいると言っても、大概差し支えないと思います。

先だって再開しましたFacebookには、現時点で唯一の投稿として本書を告知させていただいており、SNS業界には流通し始めているように思われます。重ねてお願いしますが、どうぞ皆さまのお力でアマゾンの順位を上げていただきたく。直接的なご購入でなくても構いません、シェアとかさ、いいねとか(僕がSNSを離れている4年の間に、超いいね!機能が発明されており、これを押すといいねパワー10倍とかなのかな。評価され具合が上がって表示される優先づけされるとか、知らんけど)。



なお、折も折、私が行政書士として建設業許可の本を書かせていただいた正にそのときに、なんと私が所属する日本行政書士会連合会が、全く同じテーマの本を公式に発売しているという、なんなんでしょう笑、どういう因果関係があるのかさっぱり分からない。



もちろんこの「公式本」も読みました。1つ、これを誰のために書いたのか、という点がとても気になりました。公式本には国交省の通達や疑義照会、法令解釈の通説などまで盛り込まれておりますが、それは市民に必要な知識なのか(ただ行政書士が書きたかっただけじゃないのか)という点です。クライアントのことが見えているのか。

僕の本(以下「海賊版」という)は、もちろん上場企業の総務部に読んでもらっても通用する内容だが、国交省通達や法令の条文なんて一切出てきません。マジで1行も書いてない。駆け出しの鳶のヤンキー兄ちゃん、田舎の父ちゃんかあちゃん経営の内装屋さん、要領を得ない行政書士に振り回されている設備屋さんに読んでいただきたい。真実は常にストリートにしかないのだ。

最後に、この本の出版祝ということなんだと思いますが、マイメン石下ちゃんが呼んでくださり、7月に基調講演的なことをさせていただくことになります。石下ちゃんの記事をご参照くださいませ。人前で話す機会は多くありませんが、実務に奔走した30代も間もなく終わり、40代は少し外に出てみようと思う次第です。

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