. 行政書士組織論: 2016

2016/12/20

事業年度の変更と明日を信じることについて

さて、前回から3ヶ月以上も更新が滞っておりましたが、3ヶ月もあるとその間には様々なことが起こります。その痛みももうすっかり忘れましたが、長い時間をかけて仕込んでいた経営計画上のステップを盛大にしくじり、成就寸前に丸っきりなかったことになるという、現代的に言えばびっくりポン(古い上によく知らない)としか言いようのない事態も起こりました。明け透けに言えば合併の失敗です。

2016/09/06

広島雑感 / 聴衆晒し首について

ども、塩谷です。先日西日本ツアーを敢行して各地の同業者さんなどと交流して参りましたが、遊んでいただいた皆さまありがとうございました。

初日広島において、いわゆる勉強会的なものに参加させていただきました。地元のお2人がブログに書かれているので別掲します。

【総括】 行政書士による討論会|崎田 和伸ブログ「七転び、八起き」
「トップ行政書士による討論会」の感想 | 産廃業許可申請専門|吉島合同事務所

お前はどうやねん、と言われているような気がしないでもないので、所感を述べさせていただきたいと思います。

2016/08/12

広島MTG草稿

ども、塩谷です。8月末から9月頭にかけ、以下の日程で西日本ツアーをしますので、もしも「会ったるわ、ツラ貸せや」という奇特な方がいらっしゃいましたら、面白いのでお声がけください。
  • 8/30 広島
  • 8/31 大阪及び愛知
  • 9/1 静岡
  • 9/2 山梨及び東京
さて、ツアー初日広島において、地元の同業者様などとちょっとした勉強会をさせていただくのですが、この催しが所定2時間で登壇者5名(参加人数不明)、テーマ3つという、「時間足らねえべ」イベントのようなので、挙げていただいたテーマについて先に私見を公開しておこうという趣旨で、この稿を立てたいと思います。

2016/07/23

戦闘地形について

毎度ありがとうございます、塩谷です。完稿してから再読してみたら思ったより遥かに意味不明の文章になりまして、没にしようかと思いましたが、将来の自分のために残しておこうと思います。読み飛ばしていただいても一向にお差し支えないものかと思います。以下本文です。

弊社の今期に入ってから、営業活動を活発にしていこうという作業をしておりまして、色んな方にお会いしております。そのついでに「この人に会いたい(会ったよ)」的な企画を設けようと思っておりましたが、よく考えてみたら30代中盤のおっさんが誰と会って何を食ったなどお披露目しても大して面白くないという厳然たる事実に気付きまして、止しました。

2016/07/12

キスは罠 / 部分最適は罠2

ども、塩谷です。思ったより早く次の更新が来ました。タイトルは意味不明ですが、自分でも何を書いているのか分からなくなってきました笑。90年代中盤にイギリスポップカルチャーに浸った思春期をお持ちの方には御理解いただけるものと思います。

前回、部分最適は組織の成長を阻害する要因になるので、最適化の作業は大きなビジョンからブレイクダウンする方式で進めるべきだ、という趣旨のことを書きました。

行政書士組織論: 部分最適は罠

直接面と向かって「意味分かんないだけど」というご指摘をいただき(同業の友人から)、確かに読み返すと端折り過ぎな気もするので、第2稿を書き添えたいと思います。

2016/07/09

部分最適は罠

気がつけば前回の更新から2ヶ月以上放置してしまっておりました。すいません、以後気をつけます。だが本人らに放置の意識はなく、ただ純粋に本業が多用でブログなんぞをちょいちょい弄っている暇もなく、本業以外にも我々は適度に遊び適度に休んでいるため、つまり汗して働いて飯食って遊んで寝る、という極めて人間的で健全な日常を送っており、ブログを更新するという作業がプライオリティの上位に上がってくることが殆どないのだ。

今日は図書館で借りてきている未読の本が尽きたという理由により更新させていただきます。

要旨を先に書きますので、ご面倒であればここだけ読んでいただくだけで全体の7割を概観していただけます。事務所経営において部分最適は巧妙な罠であり、精巧な部分を積み上げても全体は完成せず、それによって出来上がるのはグロテスクな木偶坊のみだ、というものです。そして恐らく、士業のブレークスルー要因は大なり小なりここに集約されていくのだろう、というものです。

2016/04/29

構造と力2(或いは11期目終了の振り返りについて)

お世話になっております。塩谷です。弊社の11期目が終了しましたが、約1年前、長江さんが以下の様な記事を書いておりました。

行政書士組織論: 行政書士法人10周年 / 11期目入りました

その後彼による当ブログの更新が一切ありませんが、どうしたことでしょう。これを共同執筆体制と言えるのかどうか、またはインターネット繋がってねえんじゃねえの、或いはもしかしてキーボード打てなくなったのかしら、など様々な憶測を呼びますが、単に筆不精なだけですので、近況などお知りになりたい方は直接メールなりFacebookで探して頂くなり、してください。

長江さんが筆無精であることは今に始まったことではないので、今後も改善の見込みは恐らくありませんが、それでも当ブログの主題である「行政書士事務所を組織的に運営することの理論と実践」は止むことがなく、11期目が終わっても継続していきます。

以下は以前塩谷が書いたものですが、構造にはそれそのものに力が宿るのではないか、という趣旨です。今回はこれの第2弾を、弊社の11期目の活動に合わせて検討してみたいと思います。

行政書士組織論: 構造と力

2016/04/06

車両コストの変動費化について

ども、塩谷です。西日本の方にはあれかもしれませんが、仙台ではやっと桜が咲いたかな、今日はコートいらないかな、くらいの日々です。僕は花粉症のケが一切ないので、その話題になると沈黙するほかありません。

さて、最近難しいことばかり書いていた気がするので、閑話休題的に些末なテクニックについて、1件ご紹介したいと思います。本来固定費になるべき費用を変動費化することで事務所経営が楽になるぜ、というお話です。

カーシェアリングのタイムズカープラス

2016/03/17

士業法人を買うのは誰か

お世話になっております。塩谷です。

このブログのアクセス数トップ3は、全て「今後の行政書士業界はどうなるか」という私見を述べさせていただいた未来系の記事です。面白いもので、一見人気の出そうな「こうすれば売上が上がると思うよ」系の記事はさっぱりなんですね。

行政書士組織論なんて大仰なテーマを掲げておりますから、やはりアクセスしてくださる方も短期的な売上云々のことよりも、中長期的な業界動向などのほうを気になさっているのかな、と思います。そもそも、このブログをご覧いただく方は短期的な売上に困ってねえ、という単純なことなのかもしれないです。

2016/03/08

行政書士業界の小ささ

どうもです、塩谷です。

僕は同業者さんや士業さん方のブログなどを全く見ず、新しいHPなども徘徊せず、セミナー等にも全く行かないので、業界動向などには非常に疎いです。お知り合いになった方に色々教えてもらうことくらいでしょうか。

ですがそうも言っていられないので、以下の業界紙を購読して毎号拝読しています。

› 士業事務所経営の専門誌「BESTFIRM Magazine」

このマガジンの最新号では「士業事務所規模ランキグ」という何とも刺激的な特集を組まれており、全国の弁護士、司法書士、税理士、社労士、行政書士など全士業を従業員数でランキングしています。従業員数と事業規模は必ずしも相関ではないこと、また純粋な士業としての業務以外の部分で稼いでいる事務所さんも多数あることを合わせて考えると、100%正しい「規模ランキング」ではないかもしれませんが、士業の根本的な仕組みが労働集約ビジネスであることから、従業員数から規模を推し量るというのは、最も妥当な方法だと言えると思います。

2016/02/17

Chatwork Liveって死ぬほど便利(死なないけど)

ども、毎度ありがとうございます。あなたの塩谷です。

このブログは新人さんに何か有用な教材を販売するでもなく、セミナーへの導線が引いてあるわけでなく、つまりは収益化することを全く目的としていない、金銭から全くインディペンデントなブログですが、では何を目的としているかというと、想定読者様(30代前半〜40代前半くらいの開業10年内外の行政書士さん、売上は1500〜くらい?)との密なコミュニケーションのみを念頭に置いています。

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「俺もその密林に」という方は、そんなに頻繁な議論は発生しませんが以下のチャットグループにご参加いただくと宜しいかと思います(緩い承認基準のあるクローズドなものです)。

チャットワーク - 行政書士組織論
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2016/02/07

構造と力

事業体としてどうしても避けられないことで、必ず事業年度が終わり決算を行うタイミングが来ます。僕の管理になっている2つの事業体が27年度の決算を連続で迎えるので、昨年末から来月末くらいまで、ずーっと決算対策をしています。

(もちろん期内の利益を事業用の投資として適正に処分しているということで、裏帳簿とかそういう話ではないですからね)