. 行政書士組織論: 2015

2015/12/16

SNS辞めました / AI近況

ども、お久しぶりです塩谷です。前回の記事から1ヶ月以上空いてしまい、もはやご覧くださる方がいらっしゃるのかどうか定かではありませんが、いじけずに書いてみたいと思います。

どうでもいいことかもしれませんが、SNSというものを一切辞めました。Twitter、Facebookとかの類です。アカウントを削除してしまったので、もう触れないですし、触らなくていいんで削除したんですけど、その事自体は僕自身のことなので、本ブログと直接的な関係はないんですが、いやでも、結構あるかもなと。

2015/11/03

行政書士の事務所戦略(4)


ども、塩谷です。

先日大阪の日本建推事務所から小中さんが仙台まで遊びにいらしてくださいました(上の写真の人じゃないですよ、こちらは贔屓の看板屋さんです)。

› 建設業許可に関する申請や書類作成なら日本建推事務所。大阪で40年の経験と実績。

いやーすごいですね、創業40年の3代目。私なんてまだ業界入って10年にも満たない超々若輩者なので、40年なんて全く想像できません(40年後行政書士している自信が全くありません)。

僕は30代中盤のキャリア8〜9年くらい(自分でよく把握できてない)、若手から中堅どころに入ってきている行政書士だと思いますが、さすがに老舗さんのお話には含蓄があって、感銘を受ける部分がたくさんありました。若手〜中堅だけで話していても出てこない視点が多いんです。こればっかりはもう事務所の経験値の世界なので、我々のようなひよっこには全く手に負えないですね、完敗です。

事業規模や取扱件数だけでない、これまでかけた時間の差ですね。ともかく、歴史について後発組は全然相手になりません。特にこういった老舗さんてあまり世間に顔出さないじゃないですか。なかなかお話を聞ける機会がないんですよね。

2015/10/24

適正規模について

ども、塩谷です。

この会社をどこに持っていくのか、という命題があります。企業理念などのアツい話じゃなく(アツい話が超苦手なんで)、具体的に数値化できる範囲での話です。

つまり売上規模○円で利益率○%、地域シェア○%、店舗数○くらいで従業員数○人くらい、というような、定数化できる目標ということでしょう。

組織論なので、組織的に事業拡大を〜ということだけに目が行きがちな気がしないでもないです。特にこの界隈にいらっしゃる方は比較的年齢層が若めのようなので、「行くぜ!拡大だ!」という方向になりがちなような気が。

2015/09/14

行政書士法人大討論会について

仙台の塩谷です。一旦頭のなかで原稿を作って、それを書き下して推敲してみてという作業が入り、没になるものも多いので、結果的に遅筆になりがちでございます。

先日、石下ちゃんと言われる(僕が勝手に呼んでいる)方が主催する「行政書士の学校」さんで以下のイベントが開催されたとのことで、ちょっとだけ触れさせていただこうと思います。

行政書士法人大討論会2015 | 9月12日 | 全国の行政書士法人の代表が集合

2015/09/03

商圏選びの要諦について

ども、毎度ありがとうございます。塩谷です。

「なんでお前ばっかり書くの?俺は長江大先生の記事が読みたいんだよ!」というお叱りがありましたら、俺はそんなこと知らないんで、直接連絡してください。忙しいんじゃないんですかね、あて先はこちら

大都市圏で勝負するより、地方都市でポジションを作るほうが士業には向いているんじゃないか、ということを書きたいと思います。以下の記事を拝見して、すげえ良いこと書かれるなあと思いまして。あまりこういう意見をお持ちの方っていないですよね。行政書士には特にね。

【第1回】3年で3拠点展開のマーケティング論『事務所の立地を考えよう!』 | スケダチ

2015/09/01

求人と求職の間

塩谷です。2か月のご無沙汰です。

一定以上の規模感の行政書士事務所になると、どうしても人材採用のことで悩みが出てくるものと思います。
僕が所属している会社でも各エリア、基本的には常時様々な媒体で募集をしており、面接して応募があって採用して辞めて...ということを繰り返しています。ちなみに弊社は離職率の高いブラック企業ではないですが、福利厚生給与が一流企業並みという職場でもありません。更に付言すればセクハラ、パワハラの類とは無縁で、サビ残〇〇時間なんてこともなく、結構のんびりやってます。
--
この稿の本旨とは関係ないですが、せっかくなので弊社求人情報掲載しておきます。我こそは、という方はぜひ。
採用情報 | 建設業許可・各種許認可の総合サポート | 行政書士法人A.I.ファースト
--

2015/06/19

行政書士法人10周年 / 11期目入りました

弊社の決算期は4月末で、現在 決算・納税等の時期ではありますが、お陰様で行政書士法人として10期を無事終えることができました。
決して急成長とは言えないと思いますが、ひたすら地道に、そして(一応)黒字を続けております。

たくさんのお客様、取引先の方々、同業者や隣接資格業をはじめとするお仲間及び弊社関係者のお蔭だと感謝しております。

2015/06/01

行政書士組織論のグループチャットを作成(@Chatwork)

このブログのテーマは「行政書士事務所を組織的に運用していくことの理論と実践」なのですが、総論各論いずれの場合もいずれにしろマニアックなテーマなので、広がりにくいし共有しにくい部分があります。
僕が所属する会社では、内部の情報共有ツールとしてChatworkを使っていますが、これが便利です。以前こんな記事を書きました。

行政書士組織論: 拠点間の連絡ツールにチャットワークを導入
行政書士組織論: チャットワーク導入の顛末

チャットワークが便利なのと、このブログのテーマがマニアックなことが相俟って、チャットワークでグループチャットをしたら個別のトピックについて百花騒乱的な議論ができるのではないかと思いつきました。
嘘です。昼食のパンを食べながら手慰みにグループチャットをつくってみて、こういう使い方したら面白いんじゃん、と思っただけです。
チャットワーク - 行政書士組織論

承認制の意味について


コンプライアンス、というのが我々の大前提なのは言うまでもなく、承認制のクローズドにして脱法放談をしたい訳でないんです。というか、組織化するような議論の段階にいる方は、脱法行為しないです(脱法やってる行政書士もいますけど、一定以上の段階になると財布に合わないんですよね)。

ただ、忙しい中で議論とか、情報交換とかできるといいと思うので、ただ覗いて荒らしたいみたいな方は排除したいんですよ。

早速登録していただいた方には「お、この人来た」という方もいらっしゃって、結構面白いことになりそうな気がします。

招待リンク再掲。我こそという方はゼヒ。

チャットワーク - 行政書士組織論

2015/05/14

行政書士の事務所戦略(3)


ども、塩谷です。本当ならお着物でも着て写りたいところでしたが(写真は最後にまとめます)。

弊社では事務所移転が続いており、これまでの経緯はちゃん長が書いています。

行政書士組織論: 行政書士の事務所戦略(引っ越しました/引っ越します)
行政書士組織論: 行政書士の事務所戦略(2)

福岡事務所を天神エリアへ、仙台事務所を現在の駅前+環状線方面へ追加、という流れです。今回の仙台新設(事実上の事務機能移転を含む)は塩谷が段取って進み、一応のフィニッシュを見たので、備忘&何かのご参考にまとめておきます。

2015/04/27

行政書士の事務所戦略(2)

長江でございます。
前回、こんな記事を書きました。

行政書士組織論: 行政書士の事務所戦略(引っ越しました/引っ越します)
福岡事務所 東区→中央区天神へ 3月1日付で、福岡事務所を東区から中央区の天神に移転しました。 福岡事務所立ち上げから1年以上経ち、少しづつ体制も整ってきたということもあり、いよいよ本格的に中心街で勝負していこうということで、天神に移転しました。 福岡事務所の取り組みとしては、基本業務である建設業許可、相続手続きのほか、外国人ビザ関係、福岡市を挙げて取り組んでいる起業支援にも力を入れていきたいという観点からも、事務所の場所は天神がベストだろうという判断をしました。
以下が新しい福岡事務所でございます。

2015/04/04

500申請/1ヶ月を捌き切った顛末 / アウトソースとしての行

どうもです、塩谷です。
以前こんな記事を書きました。

行政書士組織論: 500申請/1ヵ月を捌く業務デザイン

これを実際に捌き切ったわけですが、いや実際何度事務所がぶっ壊れるかと、或いは僕自身がぶっ壊れるかと思ったものですが、4月に入り全申請の受理票が郵送されてきたので、やり切ったと言えると思います。

山場には平日毎日30~40申請を出すような日々でしたので、今になって思えば泣けるやら何やら大変でした。クロネコさんを面談室に通してお茶飲んでもらいながら最終便の集荷を待ってもらう(まだ発送作業終わってないから)なんてしました。

2015/04/03

行政書士の事務所戦略(引っ越しました/引っ越します)

弊社ですが、たまたま引っ越しがかさなり、年明けから引っ越しの段取りばかりやってます。今年に入り 2回目の引っ越しになります。(ちなみに同じ拠点の移転ではありません。)

福岡事務所


東区→中央区天神へ
3月1日付で、福岡事務所を東区から中央区の天神に移転しました。
福岡事務所立ち上げから1年以上経ち、少しづつ体制も整ってきたということもあり、いよいよ本格的に中心街で勝負していこうということで、天神に移転しました。

福岡事務所の取り組みとしては、基本業務である建設業許可、相続手続きのほか、外国人ビザ関係、福岡市を挙げて取り組んでいる起業支援にも力を入れていきたいという観点からも、事務所の場所は天神がベストだろうという判断をしました。

2015/02/14

資格業とインターネッツ

資格業にとってのインターネットは自己拡張に最適なツールだ思っていますが、このことをまとめておきたいと思います。

僕が資格業(広い意味で法律関係サービス)の世界に入った頃には、既にインターネットが手軽に触れられるようになっていたので、僕にはネットを使わずに資格業をすることが前提としてないです。あらゆる状況でできる限りネットを活用して、仕事しています。

20代後半に独立した時には、当時花盛りだった「ホームページを立ち上げて見込み客を集めよう!」的手法でスタートダッシュをしましたから、ネットがなければ、という前提が成立しないものの、もし仮になかったら、今より事務所経営は上手くいってなかったかも知れません。分かりません(ちなみに今の経営が上手くいっている訳ではありません、毎日痛恨の一撃を食らいながらフラフラになってやってます)。

今現在も、ホームページからの問合せは受けていますし、有料広告もバンバン打ってますけどね、ですが資格業にとってのインターネッツを単に「広告のための道具」と捉えるのは、本質を外していて大局を誤ると思いますし、たぶん大間違いです。

2015/02/11

人と物と金の経営

士業はなまじ「紙とペンがあればできる」などと言われることもあるので、タイトルのようなことまで発想が飛躍することがあまりないのかもしれません。「紙とペンだけあってもできねえよ!」という人も(結構な割合で)いますが、できますよ。できない人は能力が足らんだけです。
事実、つい数年前まで資格業の基本は手書きだったはずですし、依頼者からお借りする過去の書類にはまだまだ手書きのものがたくさんあります。また、不詳私は先の震災時には3日ほど紙とペンだけで仕事しましたし(悲しい思い出ですけどね)。
業務自体は紙とペンだけあればできるので、人や物にお金をかけなくても確かに業務自体は成立してしまいます。キャッシュフローが間に合っていれば、余分なお金も必要ないです。僕自身も3年前までこのスタイルを取っていたので、このスタイルの良さもよく知っているつもりです。

特に行政書士においては、業務単価が下がり傾向だということと、一定以上の売上をコンスタントに上げていくのが比較的難しい資格だと言われているため、あまり固定費をかけずに小規模でやっていくのがどうやら王道スタイルになっているようです。

ですが、僕の所属する法人ではこのスタイルを捨てて、人も物も金もかけて事務所運営をしています。理由は主に2つで、1つ目は既に個人ベースの営業スタイルでは何もかも足りないほどに業務が肥大化していること、2つ目はこうすることに合理的に営業上のメリットがあることです。

以下、各項目をどうするか、総論的に挙げてみたいと思います。